この水彩画による肖像画は写真を元に制作しています。かっこよくみえるように手を加えながらスケッチブックに鉛筆でスケッチを起こします。トレーシングペーパーを使ってスケッチを鉛筆でアルシュというB4(364×257mm)のイラストボードにトレースをします。イラストボードに写した後は、多少の加筆を加えます。フィキサチーフというスプレー式の定着液をかけた後、水彩絵の具で着色をしていきます。水彩絵の具の特色である、にじみやぼかしを使い柔らかい味を出します。緻密な着色を計画的に慎重に進めていきます。水彩画の場合、一度失敗したら修正がきかないからです。実質かかる作業時間は大体15時間ぐらいです。二日ぐらいで仕上がります。作品は肖像画として飾れる完成度の高いものと自負しています。イラストとしても水彩の柔らかいイメージで面白いと思います。