油絵による似顔絵肖像画２

鉛筆と油絵の具による似顔絵肖像画です。 女性らしい柔らかいイメージを表現するため、イラスト的に油絵の具はうすめて水彩画の様な仕上げにしてみました。まず、 スケッチブックにデッサンをします。イラストボードにアクリル系のジェッソを刷毛で塗ります。刷毛目を意識します。 ジェッソとは、地塗り用の白の絵の具です。一晩乾かします。トレーシングペーパーでデッサンをジェッソの表面に写します。 鉛筆デッサンのようにあまり描き込まずさらっと仕上げます。特にイラストの命である顔だけはしっかりと描きます。 次にアクリル系のマットメディウムを水でうすめて、エアブラシで吹き付けます。鉛筆を定着させるためです。 乾いたら、背景を筆で塗らします。アクリル絵の具をインクの用にうすく溶いてにじませたり、 ぼかしたりしながらパステル調の背景を作ります。イメージは花です。いよいよ油絵の具を使います。 イラストタッチの肖像画にしたいので、厚塗りではなくさらっと仕上げます。肌色と髪の色シャツの色だけです。 絵の具をうすくといて全体に均一に塗ります。絵の具を溶液で溶かしながら木綿の布で抜いていきます。調子をつくります。 油絵の具は乾きが遅いので、色々とコントロールできますが、うす塗りの場合は少し乾きが早いので、手早く作業をします。 シャツの部分はすりこんでジェッソの刷毛目をだしています。最後にくちびるの紅をいれて完成です。 尚、油絵の具はホルベインの水で溶ける特殊な絵の具(DUO)を使いました。

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